Kindle 版100分deは安くて面白い

Kindle版100分deはとても安い

最近、Unlimitedの2ヶ月無料利用を無駄にしまいと、なるべく薄くて簡単で読んだ気分になれると思われる『100分de名著』を読んでいるのだが、全然面白いのでUnlimitedされていなくても買ったりしてしまっている。

最初に『枕草子』の100分deをUnlimited読みして、今はKindle版を購入して『方丈記』の100分deを読んでいる。方丈記はUnlimitedされていなかったため普通に買った。全然知らなかったが紙で買うよりも安くてびっくりする。今時点で以下の方丈記のは紙版が¥1,100円、Kindle版が¥419円。内容からしたらほとんど無料だ。

本は金額・時間対比のリターンが大きい

もちろん100分deは分厚い専門書でもないし、「名著」そのものでもないので、あくまで解説本でしかないライトな読み物ではある(さらに言えばNHKの番組のテキスト的位置付けと思われるのでそれだけで単独で成立しているのかすらも若干不安ではある)。でも、こんな情報はwebやYouTubeにはない(たぶん)。方丈記で検索してみたが、大したものは出てこなかったし、Googleの検索がパーソナライズされすぎて新しいことを探したい時にバイアスがかかってしまっていて適切な結果が出ていない気さえする。かといっていちいちログアウトして検索するのも違うし。※なお間違っても中田さんのYouTube大学などという動画は見てはいけない。

このようなある程度正確で体系的に整理された情報が広告なしで数百円で得られるのだからやはり本はコストパフォーマンスが高くて好きだ。

なお僕は情報だけでなくて時間対比でもリターンが大きいと思っている。なぜなら、本を書くために著者がどれだけ「読者のために」下調べしてくれたのか&情報を整理してくれたのかを考えると、たぶん数十時間・数百時間単位のレバレッジが効いていると思うためである。
もちろん本は読むのに時間はかかる。でも単純に自分がかけた時間だけでwebの記事やYouTubeと比べたらもったいない。自分でやろうとしたら数百時間かかるところを著者が代わりにやってくれてるわけなので、それがすぐ手に入るってことを考慮したら本のリターン率って異常だと思う。しかも読みやすいようにわざわざ目次までつけてくれている。恐ろしすぎない?

読むツールとしてのKindle Scribeも非常に読みやすいのでこれからもKindleで色々読んでいこうっと。Oasisも割と好きだったけど、Scribe最強すぎますよ。eInkのノートを買うつもりで購入したけど、それだけでなく大画面Kindleがこれほど読みやすいとは思わなかった。そういう意味でも買ってよかったな。本を置くスペースが足りなくなっているのでしばらくはKindleベースで読んでいこうかと。